幸せメガネ

「〇〇したら幸せになる。幸せになるだろう」と言う人がいます。例えば、「結婚したら幸せになる」「マイホームを手に入れたら幸せになる」「希望の大学に合格できたら幸せになる」・・・。

 

私たちは、「何かを追い求めて、それを手に入れることによって幸福が得られる」「大きな夢をもって、夢を叶えるといい」と教育されてきたように思います。でも、これは本当でしょうか。

 

追い求めたことが手に入っても、幸せになるとは限りません。結婚することによって不幸になった人は山ほどいるし、マイホームを手に入れたらから、希望の大学に合格したからといって幸せになるとは限りません。

 

幸せを未来に求めるのは間違っている。幸せは、遠くにあるのではなく、今ここ、この場所にあると思います。

 

今、幸せと感じられる人は、10年後も20年後も30年後も幸せでしょう。しかし、今、幸せではない人は、自分が手に入れたいことが手に入っても幸せを感じられないかもしれません。

 

起きている現象は、いつもニュートラル(中立)です。それに対して、人は、良いことが起きた、悪いことが起きた、幸せな出来事だ、不幸な出来事だ、と勝手に色を付けている。現象は、自然現象と同じように、良くも悪くもなく、たんたんと起きているだけ。

 

どんな現象でも、見方によっては、良い現象にもなるし、悪い現象にもなるし、幸せな現象にもなるし、不幸な現象にもなる。

 

そうだとたら、何でも幸せに捉えられる「幸せメガネ」をかけてみてはどうでしょうか。どんなことも前向きに幸せと捉えるメガネをかけていると、どんなことが起きても幸せでいられるでしょう。

 

幸せって、いくらでも出てきます。例えば、人間として生を受けていること自体、ものすごい幸せです。何も起きない1日だったら、それも幸せです。私たちは、「幸せの海」の中で生きています。

 

「幸せの海」の中にいると、幸せが当たり前になって実感しにくくなります。カール・ブッセの詩ではないですが、幸せは遠くにあるのではなく、自分の内に常に存在しているものです。