伊豆のパン屋さん(移転)

あさ いちばんはやいのは

パンやのおじさん

あせかいて あかいかお

しろいこな こねる

ヨイコラショ ヨイコラショ

「あさ いちばんはやいのは」阪田癇夫作詞)

 

前に、伊豆のパン屋さんの話を書いたことがあります。このパン屋さんは、Boulangerie Pâtisserie Adachiなのですが、1月16日で閉店し、3月に横浜へ移転するそうです。

 

Boulangerie Pâtisserie Adachiは、All About「読者が選ぶベストパン2017」でナンバーワンになりました。伊豆の山奥?にあるパン屋さんなのに、日本一になるとは素晴らしい。

 

旅行をするときには、その地方で美味しいと言われているパン屋さんへ行きます。パリにも、10日ほど滞在して、食べ歩きをしたことがあります。

 

私が知っている範囲で言えば、Boulangerie Pâtisserie Adachiは、ものすごく美味しいパン屋さんだと思います。辺鄙なところにあるのに関わらず、いつ行っても、お客さんが行列をつくっていました。

 

Boulangerie Pâtisserie Adachiのご夫婦は、パリでパン作りの修行をしていたそうです。Facebookによると、平日は0時から、土曜・日曜は前日の22時からパン作りを始めていたようです。夫婦二人だけでパン作りをするのは、限界に達したのかもしれません。生まれて間もない小さなお子様もいましたので、大変だったでしょう。

 

お店をはじめた人にとって、大きな悩みになるのは、お客さんの数だと思います。ほとんどのお店は、お客さんの数が少ないことに頭を悩ませています。

 

しかし、一部のお店では、お客さんが多過ぎることが悩みになっています。このパン屋さんは、お客さんが多過ぎることが、悩みの種だったのかもしれません。

 

お店や仕事をするときに、自分のペースで行うか、それとも、お客さんのペースで行うか、という問題があります。どちらが良いか、どちらですべきかは、判断が分かれると思います。

 

私だったら、前者(自分のペース)でやりたい。私が人気のパン屋さんだったら、無理のない範囲で1日につくる数量を限定し、売り切れ次第終了にします。ものすごく売れるようだったら、販売価格を上げるかもしれません。

 

お店をしたり、働くときに、「私がやらないと、この人たちは困る」「私だけしかできないことだ」というような使命感を持っている人がいます。しかし、私は、このような使命感は持たなくていいと思う。

 

ほとんどの場合(すべてと言ってかもしれない)、その人がいなくなっても、どうにかなるものです。人間は、いつか死んでしまいます。その人が亡くなったら、別の誰かが、どうにかしてくれるものです。

 

伊豆のパン屋さんは、横浜では、規模を大きくして開店するようです。伊豆に美味しいパン屋さんがなくなるのは残念だけど、新天地で、さらなる活躍をして欲しい。