2018.06.17 Sunday
2017.05.31 Wednesday
ヒスタミン
発酵食品には、ヒスタミンが多く含まれています。ヒスタミンは、体が有害物質(アレルゲン)にさらされた時に、私達の免疫システムが、体を守るために分泌する物質です。免疫システムが正常に働いていれば、むやみにヒスタミンが分泌されて不必要に不快なアレルギー症状が起きることはありません。
通常は、ヒスタミンは、アミン酸化酵素で分解されてしまいます。しかし、酵素の働きが弱い人は、ヒスタミンの解毒が上手くいきません。それで、次のような症状が起きることがあります。
高血圧、消化不良、鼻水鼻づまり、鼻炎、不安感、動悸、むくみ、かゆみ、ぜん息、慢性頭痛、偏頭痛、結膜炎、下痢、胃酸の逆流、慢性疲労、顔の赤らみ、胸やけ、吐き気、不眠、大腸炎、慢性的な痛み、パニック症候群、うつ病、不安症、肌荒れ、頭がぼーっとする
ヒスタミンの解毒ができないと、いろいろな症状が出るようです。特に、SIBO(小腸内最近過剰繁殖)がある人、DAO(ジアミンオキシダーゼ)を分解できない人のように、遺伝的にヒスタミンを分解できない人は注意した方がいいようです。
ヒスタミンが多い食品には、以下のようなものがあります。
- 加工肉:ハム、ベーコン、サラミ、ソーセージ
- 醸造酒:とくにワイン、シャンパン、ビール
- 発酵食品:納豆、醤油、味噌、キムチ、漬け物
- かんきつ系フルーツ:レモン、オレンジ、グレープフルーツ
- 乳製品:牛乳、ヨーグルト、チーズ、バター
- 野菜:アボカド、ナス、 ホウレン草、トマト
- 種子類:クルミ、カシューナッツ、ピーナッツ、チョコレート
- 魚介類:イワシ、サバ、マグロ、ブリ、カツオ、ニシン、貝類全般
- フルーツ:ドライフルーツ全般、バナナ、いちぢく、パパイヤ、パイナップル、イチゴ
- 酢を使った食品:マヨネーズ、チリソース、ピクルス、オリーブ
ヒスタミンを多く含む食品は、意外と多いようです。ヒスタミンを気にしていたら、食べるものがかなり制限されます。普通の人は、あまり気にしないで食べて問題がない気がします。
2018.06.17 Sunday