人格と思想

人は、2つの点に分けられるかもしれません。1つ目は人格、2つ目は思想です。理想的なのは、人格が伴い、素晴らしい思想をする人でしょう。

 

しかし、往々にして、人格と思想が、相容れない人がいます。素晴らしい思想を持っているのに、人格が伴わない人は、意外と多いような気がします。こういう人を見ると、もったいないな、と思ってしまいます。

 

教祖、カリスマのような存在にリスペクトして、熱心に追っかけをする人がいます。しかし、人格が伴っていないと、その人から突然離れてしまうことがあります。この人は、思想に対して共感を持っていたはずです。不思議なことに、人格が嫌いになると、思想まで嫌いになったりするものです。

 

私は、基本的には、「人格と思想は別」と考えています。素晴らしい思想を持っている人は、人格も伴って欲しい。

 

ピタゴラスの性格が嫌いだからピタゴラスの定理は使わない、アルキメデスが嫌いだからアルキメデスの原理は使わない、インド人が嫌いだからゼロという数字は使わない、という人はいないと思います。

 

思想は思想だけに分離して、それが素晴らしければ、高く評価する。それだけでいいのかもしれません。人格と思想をごちゃ混ぜにすると、正しく物事を見ることができないような気がします。

 

優れた人格を持っている人は、へんてこりんな、偏った思想はしないものです。しかし、人格に欠陥がある人は、へんてこりんな、偏った思想をする場合があります。

 

普通の人にとっては、思想よりも人格の向上の方が重要だと思います。人生に目標のようなものがあるとしたら、第一に人格の向上でしょう。