足の裏で音を聴く

故糸川英夫さんは、「音楽は、耳と骨で聴いている」と提言しました。昔、「ボディソニック」という会社があって、椅子に横たわりながら体で音楽を聴く装置を販売していました。

 

ボディソニックという会社はなくなったと思いますが、別の会社が同じような装置を販売しています。その会社によると、このような椅子に座ることにより、病気が治るらしい。私も体験してみたことがありますが、良さそうな感じがします。

 

骨伝導のヘッドホン、イヤホンも販売されています。前は難聴の方への商品が多かったですが、最近は一般の方向けの商品も、たくさん見かけるようになりました。

 

NASAで面白い実験をしたことがあります。宇宙飛行士たちは、狭い船内で自由に運動することができません。しかも、緊張とストレスから免疫力が極端に低下してします。どうやったら、簡便に免疫力を高めることができるか、と実験を重ねました。その結果、「裸足の裏に音楽のシャワーを浴びせる」という方法が大変効果的だったそうです。

 

このときの音楽は、自然の音にヒーリングミュージックを重ねたものが最も効果があったそうです。ゆっくりした心臓の鼓動、母親の体内で赤ちゃんが聞いていた音も、免疫力をアップさせたそうです。

 

気功では、足の裏から呼吸するようにイメージする流派があります。足心呼吸とか足芯呼吸とか、流派によって呼び方が違います。「聖人は踵で呼吸する」という言葉もあります。

 

人間は、音を耳からだけでなく、全身で音を聴いているのでしょう。その中で、一番敏感な部位は、足の裏なのかもしれません。