横的な視点・縦的な視点

人によって、視点、見ている観点が違います。同じ現象を見ているとき、ほかの人も同じように感じていると思いがちですが、人によって、全然違うように感じている場合があります。同じ環境におかれても、どのような視点で物事を考えているか、人それぞれ違うものです。

 

ほとんどの人は、多くの人と交流を持ちながら社会生活を営んでいます。学校のようなところでも人間関係があるし、職場でも人間関係があります。家に引きこもっている人を除けば、人間関係のない人はいません。

 

人は、自分と同じような人、同じくらいのレベルの人と仲良くなりやすい。その人本人を見なくても、友人を見れば、どの程度のレベルの人かわかるものです。(「人にレベルがある」というのは、わかりやすい例えとして書いています。人にレベルがあるかどうかは、議論の余地がある命題です。)

 

人は、自分と同じようなレベルの人といるのが楽です。自分とレベルが違う人といると、違和感を覚えます。お金持ちの友人はお金持ちが多く、貧乏な人の友人は貧乏な人が多く、優秀な人の友人は優秀な人が多く、美人の友人は美人が多いものです。もちろん、これらには例外もあります。

 

私は、自分と同じようなレベルの人と友人になることを「横的な視点」「横目線」と考えています。「横的な視点」だと、楽です。しかし、成長という点から言えば、「横的な視点」だと成長しにくいと思います。成長したい、現状を改善したい、上を目指したいと思うのだったら、「横的な視点」「横目線」はやめた方がいいかもしれません。

 

「横的な視点」とは対照的にあるのが「縦的な視点」です。これは、自分と同じレベルの人よりも、自分よりも上の人の方へ視点を当てる見方です。

 

例えば、会社へ就職すると、同僚同士が仲良くなります。同僚よりも、社長や上司の方が親しい、という人は少ない。これは、「横的な視点」です。社長や上司は、自分とレベルが違うので、付き合いにくいものです。

 

しかし、会社で出世したいと思うのだったら、同僚と仲良くなるよりも、「縦的な視点」を持って、社長や上司と仲良くなった方がいい。「横的な視点」で仕事をしていると、適度には上手くいくかもしれませんが、ほかの人より抜きん出ることはできないかもしれません。

 

世間や他人の目を気にするのも「横的な視点」です。「横的な視点」だと、自分らしく生きることができません。

 

人生においては、「横的な視点」よりも「縦的な視点」を持っていた方がいい。「神様だったらどう判断するだろうか」「上の立場の人はどう判断するだろうか」と常に自分よりも上の方(縦の方)に視点を当てる。視点の取り方次第で、人生は大きく違ってくるかもしれません。