無農薬の野菜がいいか

動物や植物は、人間に食べられるために存在しているわけではありません。人間が、勝手に動物や植物を食べています。

 

私は、野菜を育てていますが、「なぜ野菜を育ているのだろう、なぜ野草を食べないのだろう」と不思議に思うことがあります。その辺に生えている野草を食べた方が面倒がありません。

 

人間は野草ではなく、野菜を育てて食べているかと言うと、野草は毒性を持つものが多いからだと思います。多くの野草には、苦味、えぐみがありますが、これらは毒と言ってもいい。そのため、野草を食べるときには、アク抜きをすることがあります。

 

野草と比べて、人間が育てている野菜には、毒性が少ないようです。しかし、人間が育てている野菜も、外敵(虫や太陽光など)から身を守ろうとします。その時にできる成分は、人間にとって毒になります。

 

野菜を買うときには、なるべく無農薬野菜、有機栽培の野菜を買うようにしています。しかし、このような野菜が良いとは言えないのかもしれません。

 

『野菜畑のウラ側』(松下一郎著)には、このようなことが書かれています。編集、校正していますので、著者の意図とは異なる箇所があるかもしれません。

 

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ほとんどの野菜は、虫、細菌から身を守るために、毒性物質(アク)がある。アクは、消化器官に障害を生じさせることがある。

 

野菜の持つ毒性物質(アク)は、残留農薬よりも、はるかにリスクが高い。農薬で虫を排除している野菜よりも、無農薬・有機栽培でつくって野菜の方が毒性は強くなる。農薬をかけると虫の攻撃から農薬が守ってくれるが、無農薬栽培だと、野菜は自分で身を守らなくてはいけないので、毒性を強く持つ。

 

1990年、カリフォルニア大学のブルース・エイムス博士は、野菜の自己防衛に使用される「天然の農薬」つまり有毒物質が、野菜を食べることによって1日あたり1.5g(米国基準)も摂取されていると計算した。この研究は、のちに「エイムス・ショック」と呼ばれた。残留農薬は、野菜が出す有毒物質と比較して、桁違いに少ない。

 

有機農法でできる、植物性自然毒(カビ毒)は良くない。カビ毒を防ぐためにも、適度な農薬が必要である。

 

農薬を適度に用いた方が、害虫から与えられるストレスが少なくなるので、野菜は伸び伸びと育つ。

 

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この著者によると、「無農薬・有機野菜よりも、適度な農薬をかけた野菜の方がいい」という結論のようです。

 

無農薬・有機野菜と言っても、どんな堆肥を使っているのか、わかりません、堆肥の種類によっては、良くない野菜になることもあるようです。農薬を使った野菜でも、どの程度、農薬を使ったのか、わかりません。私は、農薬は、エネルギー的には、ダメなような気がします。

 

このようなものを読むと、どんな野菜を食べればいいのか、どんな野菜を買えばいいのか、わからなくなってしまいます。

 

世の中には、いろいろな情報が飛び交っていますが、真実は意外とわからないものです。あまり神経質になり過ぎなくてもいいのかもしれませんね。